top of page

感想「ビューティフルジョー」

  • 執筆者の写真: スーパーキャット
    スーパーキャット
  • 2018年4月1日
  • 読了時間: 6分

あんまり書くこともないので最近になってハマっているゲームの感想でも。

ここのところ頻繁に配信でやっている「ビューティフルジョー」、 滅茶苦茶にハマっています。比較的難易度の高いベルトスクロールの2Dアクションです。 (2003年、ゲームキューブ)

~ストーリー~ ある日、恋人のシルヴィアと大好きなキャプテンブルーの映画を見に来ていたジョー。 ところが、主役であるはずのキャプテンブルーは敗北してしまい、 映画の中から出てきた謎の影がシルヴィアをさらってしまった! ジョーはキャプテンブルーから貰ったV-ウォッチでヒーローとなり、 シルヴィア救出のため映画の世界へ乗り込む!

Henshin-a-go-go-baby!(ゲームカタログより引用)

変身ヒーローをアメコミタッチで表現するという他に類を見ない 独特なコンセプトのもと、映画としての演出がゲームシステムに昇華された スタイリッシュでどことなくB級映画感漂う雰囲気の作品です。

以下、感想。(ほぼネタバレなし)

・良かったところ

まず操作性が非常によく、VFXパワーを上手に使って敵を吹き飛ばし 大量に点数を獲得したり派手にコンボを決めたり自分のプレイに酔うという 楽しみ方が個人的にとってもドツボでした。

ザコとの強制戦闘や謎解き、ボス戦ではタスクがあり、 毎回稼いだ得点、被弾回数、クリア時間によってプレイを評価されます。 うまく決まると歓声が上がりとっても気持ちいいです。

キャラクターやノリはアメコミチックで、これ合わない人には合わないと思うんですが 個人的にはもう手を叩きたいくらいに自分好みでした( 変身ヒーローだとかアメコミのノリだとかめっちゃ好きなので(

また、ノリノリのサウンドもよだれものの出来で中ボス曲やそれぞれのボス曲は 滅茶苦茶に気に入ってます。4面のボス、6面のボスの曲が好きです。

映画の特殊演出を落とし込んだゲームシステムも完成度が高く、 通常のパンチやキックがスロー能力で強化されたり、それにズームを併用して ますますパワフルかつダイナミックでビューティフルな技に変貌したり 能力を上手に使って道中の謎を解いたり、余すところなく ポテンシャルを引き出しているな~という印象を受けました。

また、能力使用中はVFXゲージがどんどん減っていき、尽きると 一定時間人間に戻ってしまう(防御力が下がり特殊能力は一切使えない) というペナルティがあるのでどの場面でどう能力を使い目の前のザコを蹴散らすか、など そこそこアドリブ性が強く、緊張感を伴う戦闘が楽しめて面白かったです。 (ただし初期状態だとゲージ回復がすこぶる遅いので 頻繁に人間に戻ってしまいストレスでした)

ザコ戦においては、基本的に相手の攻撃を回避しそのスキに強力な連撃を叩き込む という戦法が有効なのですが、この回避→強烈な反撃というプロセスが とにかく気持ちよく、上手いこと攻撃を回避したらスローで攻撃力をあげつつ ザコを一体、また一体、と吹き飛ばすのもよし、ズームインからの回転キックで 自分を囲むザコをいっぺんに蹴散らすのもよし、と形勢逆転のカタルシスや無双する快感を コンスタントに味わえるのがなによりも気に入っています(

ストーリー自体はわりと短く、慣れると数時間で一周できるくらいのボリュームなのですが 個人的にはコンパクトなゲームの方が好きなので何度でも気楽に周回できて いいな~と思っています。

主人公、ジョーのキャラもとっても自分好みでした。 なんせボイスがいいですね、能天気でマイペースだったりボスに大口叩いたり 決めるとこはかっこよく決めたりと愛嬌とかっこよさを兼ね備えてて良いです。

そしてこのゲーム、滅茶苦茶に難易度が高いんですが クリアしたときの達成感は余裕でそれまでのトライアンドエラーによるストレスを 吹き飛ばしてくれるもので、特にエンドクレジットを見た時に感じた 諦めずに頑張ってよかった・・・!というカタルシスは凄まじいものがありました。

・悪かったところ

道中の謎解きがそこそこわかりづらくて面倒なものが多いです・・・。 モタモタしていると評価に響いたりするのでなおさらストレスに感じることが多いかと。

そして何より初見殺しが多すぎます・・・。 最初のステージから銃を持った敵、ビアンコビリーや重戦闘機ブラックホークの猛攻など 単に殴る事だけを考えていると突破できないようなゲームデザインになっていて そこそこに発想力を要求される局面が多いです。

最もたるものが各ボス戦で、どいつもこいつもとにかく初見殺し全振りです。 基本的にこのゲームではボス戦は何も考えずに殴っていては一瞬で返り討ちにされる ようにできており、どのボスも初見では攻略法すら思い浮かばないまま何度もボロクソに やられるということが往々にしてありました。 要するに行動パターンを全部覚えてからが本番、死んで覚えるゲームだということです。 ヒーローなのにボコボコに・・・。

そしてトライアンドエラーが前提のゲームデザインの癖に ボス戦前でセーブできないんですよね。ゲームオーバーになっても ボス戦からやり直すことは可能ですがクリアしないとセーブできないので 時間的な問題等で諦めざるを得ない場合などはステージの後半をまるまるやり直した後 ようやくボスの対処を考える段階にたどり着ける、というありさまで不親切です。

このゲームにおいてノーマルモードという位置づけであるアダルトモードも、 トライアンドエラーというゲームデザインを考えると少々ハードすぎる設計で 私は初見でこれを選んでしまったので無数のジョーの屍の山が築かれることとなりました。

というかイージー相当のキッズモードでも初見だと充分に難しい( のちに発売された廉価版ではさらに下のスイートモードが追加されたらしいですが 当然の対応でしょう・・・。

開発者の神谷英樹さんも 「ジョーは廉価版で追加したスイートモードがノーマルでキッズがハードモード、 アダルトがベリーハードモード。イージーはないですゴメンナサイ」 と仰っていたのが笑えました(

そしてあろうことかアダルトの上にまだ隠し難易度が2つあり、それぞれ V-RATED(被ダメアダルトの2倍、序盤から最強のザコ出現、ボスが固くなる) 超V-RATED(被ダメアダルトの4倍、攻撃アラートがなくなる、ボスが死ぬほど固くなる)と 最後のはザコの一撃で即死したりするので難しいというか最早理不尽な領域に 足を突っ込んでます。

ただ、自分はこのゲームが痛く気に入ったので、普段ゲームをやりこむことが少ない、 どころか最後までプレイし続けること自体困難だったりする中 結局あまりの面白さに最高難易度までクリアしてしまいました。

それだけハマる人にはハマるタイプのゲームだということだと思います(

それでも超V-RATEDのあのラスボスはいくらなんでもやりすぎでは((

といった感じで私が珍しく滅茶苦茶にのめり込んだ(人を選ぶ)大傑作、 世紀のストレスゲーで限りなくクソゲーに近い神ゲーの「ビューティフルジョー」 機会があれば是非手に取ってほしい逸品です。

現在遊ぶなら下の難易度が追加された廉価版か、隠しキャラが増えた PS2版を遊ぶことをお勧めします。

決して初見でアダルトモードを選ぶという愚を犯さないように( ^ω^)(


(2017-11-30)

 
 
 

最新記事

すべて表示
ウルトラマンマックス Youtube公式配信決定!

Youtubeウルトラマン公式チャンネルにおいて7/7より「ウルトラマンマックス」全39話の配信が決定しました! 本作品は2005年7月2日から約9ヶ月間放送されていた特撮番組で、丁度本日で放送開始15周年を迎えます。 本作はストーリーが重くシビアであった前作「ネクサス」の...

 
 
 
最近とび森があつい 略してあつ森!

こんにちは、ふとしたきっかけからまた、またまた あの「とびだせどうぶつの森」ブームがやってきました。 飽きて放置したと思ったら 何かのきっかけでふと猛烈に再燃しちゃう あのゲームにまたもやお熱です。 どうしてでしょう、久々にやると メチャクチャハマっちゃいますね。...

 
 
 

Comments


© 2023 by Actor & Model. Proudly created with Wix.com

bottom of page