ウルトラマンマックス Youtube公式配信決定!
- スーパーキャット
- 2020年7月2日
- 読了時間: 3分
Youtubeウルトラマン公式チャンネルにおいて7/7より「ウルトラマンマックス」全39話の配信が決定しました!
本作品は2005年7月2日から約9ヶ月間放送されていた特撮番組で、丁度本日で放送開始15周年を迎えます。
本作はストーリーが重くシビアであった前作「ネクサス」の商業不振及び放送期間短縮を受け急遽企画された経緯がありシリアスで連続ドラマ性の強かった前作と打って変わり「原点回帰」をテーマに、一話完結の明快な作風が目指されました。
全体的に昭和期のウルトラシリーズのフォーマットを踏襲しており、大筋は王道のストーリーを展開しつつも各話においてはそれぞれ作家の個性が大きく打ち出されており、全39話でありながら監督11名、脚本18名という多数のクリエイターが参加したことで各話の作風は非常にバラエティに富んだものとなっています。
特に2クール目以降、やりたい放題といえるほど各話自由に作られており、一話毎に様々な色に染まる本作は王道でありながら最も異色なタイトルと言えるかもしれません。
古くよりウルトラシリーズに馴染みのある脚本家、監督が名を連ねる一方でシリーズ初参加のクリエイターも多数おり、漫画の実写化などで有名な三池崇史監督、のちに仮面ライダーフォーゼなどを手掛けたトリガー系アニメでお馴染みの中島かずき等、驚きのメンツが参加しています。
更には昭和ウルトラ作品で印象的なエピソードを多数生み出した脚本家の上原正三、監督の実相寺昭雄といったそうそうたる顔ぶれも見られ、とりわけ実相寺監督の担当した22話、24話は特にマニアックな異色作ということでファンの間で有名です。
(22話「胡蝶の夢」は作品世界がメタフィクションとして扱われる特異なエピソードで、24話「狙われない街」はかつて実相寺監督が手掛けた「ウルトラセブン」の第8話「狙われた街」の後日談と言えるアイロニカルな番外的作品)
また、語り草となっている本作の魅力として敵怪獣に異常に強すぎるものが多い、というものがあります。
そもそもキャッチコピーに「最強最速」とある通りウルトラマンマックス自体の戦闘力が並大抵のものではなく、最初から最強のためタイプチェンジのような仕様も存在せず、ムチャクチャな必殺技を多数持つ最強のウルトラマンなのですが、その最強をもってしても苦戦するようなスケールのでかいラスボス級の敵が普通のノリで出てくるのでちょっと笑ってしまいます。
(例)
・受けた攻撃を全て自分の能力にしてしまう絶対に倒せない怪獣
・戦闘不能になるほど致命的な記憶障害を起こす怪獣
・その怪獣が倒されるオチを脚本に付け加えない限り倒せない無敵の怪獣(?)
ミニチュア特撮に加え、アニメーターの板野一郎が手掛ける迫力のCG戦なども非常に見応えがありバトル部分も魅力盛沢山となっています。
自分自身まともに全話見るのはかなり久しぶりなので毎週の配信がとても楽しみです…!!
皆さんも興味があったら暇なときにでもぜひ見てください。
以上、勢いで書いた駄文でした。
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